秋の一日

 

 土曜日。金色の日差しがまぶしいくらいです。

 お天気人間とはよく言ったもので、太陽から明るい光をプレゼントされると、気持ちの曇りもパッと晴れ、「ちょっと頑張ってみるかー」という気分になります。 

 では、何を? 掃除?洗濯?料理?・・・

 いやいや、ここはやはり作品でしょう?と、自身に突っ込みを入れながら、しかし体はいっこうに動かず、気持ちばかりがあれやこれやとグルグル回っております。

 「日が暮れちゃうよー!」「はやく、はやく!」

 心の声にハッとし、窓の外を見ますと、あんなに輝いていた日差しが、既にうっすらと暗くなっているではありませんか!

 え? うそ!

 うそではない本当。あー、急がないと!秋の一日は早々と過ぎてゆきます・・・。