私は「いちご」も「大福」も大好きですが、その大好きなゆえのこだわりで、二つを合体させた「いちご大福」を長いこと敬遠しておりました。
来年の3月に絵本を出版し、その原画展の予定がなければ、おそらく一生口にしないまま、出会うことなく終わっていたでしょう。茶系の多いおやつたち。このへんで「赤」が欲しい!そこに登場した鮮やかな「いちご大福」。
私はおやつを描く前に必ず食べて味わい、そのあとで描き始めます。さて、生まれて初めての「いちご大福」は・・・
目が点とはまさにあの瞬間。
この爽やかな甘さはなに?
おいしすぎる!!
私はかなりショックでした。
今まで、自分の勝手な思いこみやこだわりで、人生における「美味しいこと」をどれくらい逃してきたのだろうかと。考えただけで気が遠くなりました。ひとも物も一期一会。大事にしよう。心に誓いました。