札幌での個展と、東京でのグループ展が終わり、気がつけば既に11月も三分の一が過ぎています。
展覧会を終えていつも思うことは、誰もが忙しいこの時代、貴重な時間とエネルギーを使って作品を見に来てくださることは、本当に奇蹟に近いことだと。
ありがたく、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、更には、作品をお買い上げしていただくなど、ダブルの奇蹟・・・身に余るほど光栄なことです。
また、今回の展覧会でも沢山の素晴らしい出逢いがありました。
描いていて良かった・・・今回の展覧会ほど、そう強く思ったことはありません。
本当に、ありがとうございました。
さて、展覧会が終わり、相変わらず後始末に時間がかかり、うろうろしているうちに、冬がそこまで来ています。山奥の植物たちは、ひっそりと息を詰めています。
普段は機敏な虫たちも、寒さに動きがにぶく、外から逃げこんできたカメムシは、時々仰向けになって足をユラユラさせています。(家人に見つかるとガムテープの刑に処されてしまうので、その前に私が割り箸でつまんで外に出してしまいます。)
冬支度の1番は、私の場合、衣替えでも、暖房でも、熱々の鍋でもなく、まずは覚悟を決めることかもしれません。
「よし」
よし、よし、よし・・・
多少の無理はなぎ倒し、冬もまたよし!