クリスマス プレゼント

 昨日、バスからバスを乗り継ぎ、札幌に行きました。

 最初に乗ったバスの中で、やっぱり飲んでおこうと、喉に風邪薬を流し込み、その苦さを忘れたくて、次の作品のことを考えていました。

 駅に着くまでどれくらい眠っていたのでしょう。

 夢うつつの中、私は次のバスに乗り、睡魔で終わった創作の扉を再びあけようとシートに身体を預け、目を閉じ、またもやうつらうつら・・・

 それから少し経ってからです。日差しがまぶしくて、他の空いている座席に移ろうと思って立ち上がった瞬間のこと。

 最初は、え? と思いました。

 しかし、まさかと思い、慌てて身体をよじってもそこにあるはずのものがないのです。

 ない?

 え、え、え、え、え! 

 本当にない? バッグがない?

 お財布も免許証もスマホも!それに家の鍵も!

 全部バッグの中・・・ 

 どこで失くしたのか・・・、乗り換える時、前のバスに置き忘れた?

 そしてここはどこ? 

 車窓から見える町並みは、既に駅からかなりの距離にきていました。

 

 その後、乗っていたバスの運転手さんに無線で連絡をとっていただき、バスを降りて、無銭でタクシーに乗り、運転手さんに事情を話してバスの営業所まで連れて行っていただき、・・・沢山の方々にご迷惑をおかけした後、バッグは無事に私の手元に戻ってきました。

 

 知らず知らずのうちに心の中にスキを作り、油断していた自分を深く恥じながら、最高のプレゼントをくださった中央バスの方々に心より感謝申し上げます。

    ありがとうございました。

    このクリスマスプレゼントは生涯忘れません!