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9月下旬、周りの景色がいつも以上にくっきりした中標津空港。
あまりにも綺麗だったので、遠くに広がる山々を写真に撮った。
10月。
自宅に戻ると、山奥は秋になっていた。いきなり、というほどでもないにしても、季節が急いで変わった感じ。それもそのはず、カレンダーを見て納得。
心の中が妙にスカスカ。これまで拘っていた諸々が、重さを失い、軽くなったせいなのか。
昨日、N H Kの見逃し配信で、岡村美穂子さんが語る鈴木大拙の言葉に触れた。ぐいと腕を掴まれた。
「自由」とは、逃れたい何かから解き放たれることだと思っていた。でも、自由の「自」は、自ずから。
言われてみて、初めて、そうだ、と気がついた。
番組の中身は、簡単な言葉を使って話してくださってはいるが、私には難しく、何度も繰り返し聴いた。珍しく、メモまでとった。
宗教には何のご縁もいただかぬままだが、金沢にある鈴木大拙館には来年、もしくは、再来年、必ず行こうと決めた。ひとりで。
言葉。
その計り知れぬ力を、怖いと想いながら。