
え!え!え!えーーーーーーーー? 繋がらない?
突然、家のWi-fiが使えなくなった。もしやと思い、窓際にある電話の受話器をとる。
通じない!
どういうこと? ついにルーターが壊れた?
かれこれ約10年使っているルーターに異変が起きても何ら不思議ではない。
来るべき時が来たということか。
そして、いよいよプロバイダを変えるタイミングが来たということか。
まぁ、こういうことでもない限り、ずるずると使い続けることになるので、良いタイミングだったのかもしれない。
とはいうものの、考えられる全ての策は尽くした。しかし、繋がらないものは繋がらない。
インターネットに接続できず困ったことは多々あるが、1番はAdobeのソフトが使えないことだった。パソコンの中で作品が止まったままだ。日頃いかにデジタルに依存していたか。私は改めて思い知った。結構ショックだった。そして何より、作品の全てを、自分だけの力で何とかしようという気持ちが1mmもなかったことが、我ながら衝撃だった。
新しいプロバイダの契約手続きは予想通り、かなりの手間と時間とエネルギーを要した。しかも新たな事実。何と工事まで約1ヶ月も待つことになろうとは・・・
そんな、そんな、そんなに待つの?
頭の中がぐるぐる回った。どうすればいいのだ?
容量の小さなデータなら、ポケットWi-Fiでしのげるとしても、大容量のデータ通信は・・・
私は青ざめた。日頃の便利さは、もろさの裏返し。何と脆弱なことか!
自宅に戻り、あぁもうどうにでもしてと、やけになっていたその時である。
虚な私の視線に、N○○の封書がチラついた。
え? と思って中を見ると・・・・
電話料金未納のお知らせと振り込み用紙が入っている。
え?
えーーーーーーーーーーーーーっ!
我が家は何故か電話料金だけは口座の引き落とし手続きをしておらず、長年夫が払う習慣になっていた。
料金の滞納で電話を止められた? 人生初だった。考えもしなかった。まさかソコだったとは。
新しいプロバイダの工事はまだ終わっていない。待ちの時間は続いている。
でも、電話回線はN○○に料金を支払った後、すぐに復活し、再びWi-FiもO K、家の電話も通じる。
はぁー(笑)やれやれの夏である。