
水色の空と白い雲。いつ見ても綺麗だなーと思う。
そして、不思議だな・・・と。
私は雲の形を見るのが好きだ。いつもいつも変わりゆく雲の形。もこもこでふわふわの雲。さささっ、と小筆で描いたような雲。それから、巨大な大陸のような雲。
札幌までのバスの中、雲を見て飽きることはない。だから、せっかく選んでバックに入た本は、閉じられたままだ。
雲は風に流されても、ゆっくりと次の形をつくり、流れに乗りながら新たな趣を生む。
私も季節の風に流され、その流れに乗りながら、気分よく自然体でいられたらと思う。
雲を見ていると、時々自分の心の不自由さに思い当たる。
自分を窮屈にさせているものは、他ならぬ自分。物の見方、考え方の習慣は、そうそう変えられるものではない。でも、今年は、秋も冬も、楽しみたいと思う。
8月から9月。
いつもなら憂鬱になる季節。この変わり目を、今年は雲を眺めながら、心の中に優しい風を送りたい。