7月も下旬だと言うのに、なぜこんなに涼しいのか?
山奥だからか?
いや、昨日は暑いくらいだったのだ。
それなのに今日は雨まで降ってきて、半袖だと腕がスカスカする。しかし長袖に着替えるには残念すぎる。
だって夏ですよ、夏。しかも貴重な夏ですよ。油断していたらすぐ終わる山奥の夏ですよ。
ところによっては40度の酷暑日の地域もあると言うのに・・・
この2、3年で、気温もそうだけれど、世の中のいろんなことが変わってきたように感じる。特に、時間のスピード感は何なのだ?と。
AかBか。白か黒か。良いか悪いか。瞬時に判断を求められる。(この圧は、それこそ、いろんなところで感じる)そして、ふと自分を振り返ると、じっくり腰を据え、深く考え続ける、ということが出来なくなっている。制作においても同様で、なんとか短時間で、とか、ここは効率を優先して、とか、とにかく気忙しいのだ。
そして、頭の中では、場面が次から次へと変わる。「これをやらなければ」「あれもあった」「どれを優先させるべき?」ひっきりなしに問いが押し寄せる。
何か大事なことを置き忘れている気がしてならない。
私は大丈夫なのか?
いつからか、漠とした不安のようなものをずっと感じていた。
そんな中、谷川嘉浩さんの「スマホ時代の哲学」と言う本がラジオで紹介されていた。まさにタイムリーだった。
行きつ戻りつを繰り返しながら、ようやく半分を読み終えた。
難しい本だと思う。でも、これまで何度もあったように、途中で読み捨てる気持ちにはなれない。それどころか、この先、私はきっと何度も、この本のページをめくるような気がする。
書店に行けば、溢れんばかりの本が並んでいる時代。その中で奇跡的に巡り合った本だ。紹介してくださった高橋源一郎さんには、いつも感謝だ。
さて、涼しい夏は、半袖でいるには多少のジレンマもあるけれど、本が読みやすい。
気温が低い雨の日の夏も、満更ではないと言うことか。
思わず苦笑が浮かぶ。
